2026年9月17日(火)に,関西学院大学梅田キャンパスで開催された品質管理学会研究発表会(関西支部)で指導学生3名が研究発表を行いました.
また,木田悠仁君の発表は「優秀発表賞」に選定されました.
https://jsqc.org/excellent-presentation-award/
研究発表会の情報は以下から確認できます.
https://jsqc.org/142technical/
【概要】
本研究では,不良率管理図において,不良率が複数回にわたり段階的に変化する状況を対象に,変化点の数と位置を推定する手法の性能を比較する.具体的には,最大対数尤度の1回差分法,2回差分法,AICおよび擬似AICの4手法を取り上げ,シミュレーションにより推定精度を検証する.その結果,1回差分法とAICは変化点数を過大に推定する傾向があり,2回差分法は推定結果のばらつきが大きい一方,擬似AICは変化点数と位置の推定において相対的に良好な性能を示した.
【概要】
本研究では,品質損失に基づく規準型および選別型抜取検査に,一部のロットの検査を省略するSkip-lot方式を導入し,品質保証と検査負担の軽減を両立する検査方式を提案する.具体的には,Taguchiの損失関数を用いて品質を評価し,生産者危険や消費者危険,期待過剰損失に関する条件を満たすサンプル・サイズと合格判定値の設計方法を示す.さらに,数値例を通じて,Skip-lot方式の設定条件が検査特性や検査計画に及ぼす影響を評価する.
【概要】
本研究では,品質特性間の関数関係を監視するプロファイル・モニタリングにおいて,Kullback-Leibler情報量に基づくパラメータ統合型の同時管理図を提案する.具体的には,Patnaik近似を用いて管理限界の設定方法と異常検出力の理論的評価方法を導出する.さらに,シミュレーションにより理論値の精度を検証するとともに,従来の併用管理図と検出力を比較する.その結果,提案手法の理論的評価の妥当性と,分散が減少する異常に対する検出力の優位性を確認した.

